1980(昭和55)年10月、北海道工業大学(現 北海道科学大学)2号館前の特設実験コースにて、公開自動車衝突実験が行われました。
これは、衝突事故時の動力学的研究とシートベルトの着用効果に特化した国内初の公開実験であったと言われており、多くのテレビ番組や新聞で報道されました。
この年、北海道における自動車保有台数は200万台を超えました。
前年1979年には、大学生のマイカー通学急増問題について本学を例に挙げて特集した新聞報道がされ、本学ニュースレターでも運転マナー向上を呼び掛ける記事が見られるようになりました。
※クリックで拡大
その中で行われたこの公開実験は、札幌すずらんライオンズクラブから17台の自動車にダミー人形を乗せた実情に近い条件で行われ、その都度教授による解説が加えられました。
実験の迫力はすさまじく、ガラス破片の散乱、ダミー人形の崩れ落ちた姿は多くの人々に安全運転とシートベルト着用の重要性を認識させました。
学校法人北海道科学大学では、2024年の創立100周年に向けて、設置校や関係者(在学生や卒業生、教職員など)の活躍によって、北海道「初」やNo.1、オンリーワンになった出来事・取組を発信しております。