2018(平成30)年10月に千葉県船橋市の日本大学薬学部で開催された日本社会学会第37年会において、北海道科学大学薬学部薬学科 社会薬学部門の櫻井秀彦教授が優秀な発表に授与されるSP賞(Social Pharmacy賞)を受賞しました。
櫻井教授は、2003(平成15)年、2013(平成25)年にも同賞を受賞しています。
一人の研究者が3度も受賞することは、この学会において初となる快挙となりました。
●2003(平成15)年
演題「調剤薬局の費用構造に関する一考査」
●2013(平成25)年
演題「患者経験の相違による服薬指導、薬剤師、薬局に対する評価モデルの検討」
●2018(平成30)年
演題「「服薬アドヒアランスに関する意図的/非意図的な中断行動に関する実証研究」
また、この学会では2016(平成28)年度から学部学生優秀賞を設けており、これまでに2人の本学学生が受賞しています。
●2017(平成29)年 北海道薬科大学(現 北海道科学大学) 6年生 森大樹さん
(指導教員:社会薬学分野 岸本桂子准教授)
演題「在宅における薬剤師関与の希望増加についての調査研究」
●2019(令和元)年 北海道科学大学 薬学科 6年生 廣瀬由奈さん
(指導教員:社会薬学部門 薬事管理学分野 櫻井秀彦教授)
演題「『患者のための薬局ビジョン』における薬局機能の実施状況や重点意識と属性での比較検討」
2019年に受賞した廣瀬さんは、
卒研は、結果をまとめるのに難航することもありましたが、 研究で調べたことは現在の仕事において、 |
と当時を振り返ります。
2022(令和4)年4月、櫻井秀彦教授は本学の副学長に就任しました。
受賞した学生たちは、我々指導教員が積極的に関わった訳ではなく、主体的に調査・研究を進めてくれました。 やはり、自分なりの問い(リサーチクエスチョン)がしっかりしていたので、有意義な研究となり、学会の審査委員の先生方の評価につながったのだと思います。 社会薬学はまさに人々、すなわち社会を対象にした薬学です。 本学が社会薬学の著名な拠点となれるよう、今後も学生たちとともに、患者・生活者視点に立脚した教育・研究を続けていきたいと思っています。 |
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