2013(平成25)年4月19日、北海道科学大学体育館「HIT ARENA」が北海道内の政令指定都市にある大学で初めて「指定緊急避難場所兼指定避難所(基幹)」の指定を受けました。
指定緊急避難場所兼指定避難所(基幹)は、札幌市が2013年3月に策定(運用は同年4月1日から)した「札幌市避難場所基本計画」に定められたいくつかの基準をクリアすることで指定されるものです。
北海道科学大学体育館は、発災時に自宅での生活が困難な方、安全を確保できない方が一定期間滞在し身体や生命を守るための収容施設として、また、応急救援備蓄物資の供給元となる災害対応の拠点となっています。
看護学科の久賀久美子准教授が代表を務める+PITプロジェクト「Make a Safe area (MaSa)」では、工学系及び医療系の学科を有する北海道科学大学において、要支援者にも対応可能な避難所づくりを目指し企画した冬季避難所運営訓練・演習を行っています。
2020(令和2)年12月は学生・教職員が訓練の2週間前から検温の実施や体調管理をするなど、新型コロナウイルス感染症対策にも配慮した内容で実施しました。
厳冬期に震度6強の地震が発生し、札幌市全域においてライフライン(電気・ガス・水道)が断たれたという想定で開始されたこの訓練では、受付時の検温、発熱者や濃厚接触者は別ルートで体育館へ入館案内するなど、新型コロナウイルス感染症対策を講じた避難所開設の手順について確認しました。
北海道科学大学は、地域貢献をブランドビジョンに掲げています。
今後も指定緊急避難場所兼指定避難所(基幹)として貢献できるよう、教職員一同、更なる知識・技術の取得などに努めて参ります。
学校法人北海道科学大学では、2024年の創立100周年に向けて、設置校や関係者(在学生や卒業生、教職員など)の活躍によって、北海道「初」やNo.1、オンリーワンになった出来事・取組を発信しております。