2006(平成18)年、北海道工業大学(現 北海道科学大学)が、義足や義手などを製作する義肢装具士の養成課程「義肢装具学専攻」を開設しました。
当時、義肢装具士の養成機関は全国で専門学校5校しかなく、大学で養成課程が設置されるのは全国で初めてのことでした。
それから6年後の2012(平成24)年4月、輩出してきた義肢装具の製作所で働くOB・OGの活躍はもちろん、医療機器メーカーなどへの就職、高齢社会を支える福祉用具の開発需要など、これまでの実績と社会の要請を受け、新学科となる「義肢装具学科」を開設しました。
このことは「北海道工業大学ニュースレター Vol.30/2012 No.2」でも巻頭特集として大きく取り上げられました。
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卒業生として取材に応じた嶋田岳さん(2011年3月 北海道工業大学 医療福祉工学部 医療福祉工学科 義肢装具学専攻卒業)は、現在も取材当時と同じ中村ブレイス株式会社に勤めています。
嶋田さんに、大学生活で最も印象に残っていることをお伺いしたところ、
外部の義肢装具士の方が足を負傷した患者役となり、学生が装具の設計から適合まで一連の作業を一人で行う授業がありました。 それぞれ課された足の形も負傷した状態も異なるため、非常に頭を使いました。 相手が義肢装具士の方なので緊張もしましたが、とても楽しかったです。 先生方に熱心に教えていただいて今の自分があります。 これからも、自分の目指す義肢装具士像に向けて頑張ります。 |
と質問に答えてくださいました。
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