1995(平成7)年11月、東京都の科学技術館にて公益財団法人ニューテクノロジー振興財団主催の「第15回全日本マイクロマウス大会」が開催され、北海道工業大学(現 北海道科学大学)電子計算機研究部のチームが見事優勝を果たしました。
電子計算機研究部が出場した「マイクロマウス競技」は、8畳の迷路コースをマイクロマウスでトレースして覚えさせ、スタートからゴールまでの速度を競うものです。
41台が出走し、無事に完走できたのはわずか27台でした。
【第15回全日本マイクロマウス大会】
マイクロマウス競技 フレッシュマンクラス 優勝
●ロボット名
かちかち山04
●記録
8秒35
【写真】「かちかち山」も出場した第28回北海道工業大学祭マイクロマウス競技の様子(1995年10月)
全国優勝メンバーの一人、経営工学科の菊地 博樹さんは、
6号館の部室だけでなく、私の自宅やタイアップしていた札幌市青少年科学館でも寝る間を惜しんで準備を重ねました。 早稲田大学や芝浦工業大学など並居る強豪を相手に飾った優勝は、自分達でも信じられませんでした。 |
と当時を振り返ります。
また、大学の広報にも力をいれていたそうで
大会会場には北海道工業大学の入学願書を持参して、見学の高校生に「一緒に活動しよう」と声をかけて配布しました。 後に、ここで配布した願書で受験した生徒がいると知り嬉しかったです。 |
とエピソードを教えてくださいました。
菊地さんは、北海道工業大学を卒業後、お父様の菊地 良三さんが営む「菊地珈琲」に就職。
2016(平成28)年に二代目社長に就任しました。
これから様々な大会やコンペティションに参加する在学生へ向けて
大学には、先生や窓口など、皆さんの「やってみたいこと」を相談する環境が整っています。 協力を得るためには、皆さん自らがアクションを起こして周りにアピールしましょう。 そうして協力体制を築くことができれば、もっと充実した大学生活になりますよ! |
とお話してくださいました。
学生の皆さんは、ぜひ今後の大学生活の参考になさってください。
学校法人北海道科学大学では、2024年の創立100周年に向けて、設置校や関係者(在学生や卒業生、教職員など)の活躍によって、北海道「初」やNo.1、オンリーワンになった出来事・取組を発信しております。